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がんゲノム医療における中核拠点病院と連携病院の役割
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JPY
Abstract
がんゲノム医療を実診療で提供することをめざし,国主導で制度設計が進んでいる。特に施設整備に関しては,2018年4 月に11 のがんゲノム医療中核拠点病院と100 のがんゲノム医療連携病院が指定された。連携病院ではゲノム医療を希望するがん患者に説明・同意を取り,検査機関に検体を提出し,中核拠点病院で開催されるエキスパートパネルに担当医が出席して治療法を決めること,そして患者の同意の下,実際に推奨治療を行うことが求められている。中核拠点病院にはこれらに加え,遺伝子パネル検査ができること(外注でも可),アノテーション情報を基にエキスパートパネルを開催し推奨治療を決めること,治験・先進医療を主導的に実施すること,ゲノム医療に関与する人材を育成すること,連携病院がゲノム医療を実施する際に必要に応じて診療支援することが求められている。ゲノム情報やこれに関連する診療情報は,これら施設からがんゲノム情報管理センターに集められ,日本人の知識データベースを造るとともに新規治療の開発に役立てられる予定である。
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