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JPY
Abstract
核医学分野では,個別化医療に直結する「theranostic(診断と治療の一体化)」なプローブが続々と開発され,分子標的による PET/SPECT 核種による診断と核種の付け替え(治療用核種への置換)による治療・標的アイソトープ治療(targetedradioisotope therapy: TRT)の新時代を迎えている。近年,a線核種が臨床導入され,従来のb 線核種を凌駕する治療効果を示している。a 線製剤としてラジウム223 が前立腺癌領域で初めて臨床応用され,その高い治療効果(高LET,高RBE)と安全性から幅広い注目を浴び,次なるa線核種としてアクチニウム225 やアスタチン211 の医学利用も期待されている。現時点でa 線TRT の臨床応用は少ないが,国内でも複数のTRT 臨床治験が始まり,近々臨床応用が期待されている。最新のTRT事情と将来展望を概説した。
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/content/article/0385-0684/45100/1391