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JPY
Abstract
がん薬物療法に起因する発熱性好中球減少症は,重篤な転帰になり得る副作用の一つである。発熱性好中球減少症が発現する可能性の高いがん薬物療法レジメンや治療強度の担保が必要な場合において,G-CSF の予防投与が推奨されている。しかしG-CSF 予防投与を行っても発熱してしまう症例を経験する。本研究はG-CSF予防投与後の発熱危険因子について検討した。食道がん術前治療としてDOC/CDDP/5-FU 療法を施行し,G-CSFの予防投与を施行した患者を対象とした。調査項目は年齢,性別,G-CSF 投与日,G-CSF 投与後の発熱の有無,G-CSF投与時のMASCC リスクインデックススコア,G-CSF 投与時の血算とし,診療録を後方視的に検討した。G-CSF 投与時のMASCC リスクインデックススコアは,発熱群では20(19〜21),非発熱群では21(17〜21)であり,統計学的有意差が確認できた。また,G-CSF投与時の好中球数は発熱群が有意に少なかった。多変量解析にて独立して有意であることの証明はできなかったが,G-CSF投与時に両因子を確認することは発熱性好中球減少症に対して適切な対症療法を早期に開始するために意義があると考える。
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/content/article/0385-0684/45100/1431