No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
胃癌の乳び胸水で良好な胸水コントロールを得た1 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
本邦においては,約半数の乳び胸症例が事故による外傷を原因と報告されており,10%未満の例がリンパ腫を含む悪性腫瘍と関連している。胃癌による乳び胸は非常にまれである。今回われわれは,タルクによる胸膜癒着と食事療法の混合治療で良好なコントロールをなし得た58 歳,胃癌の乳び胸症例を経験した。症例:進行低分化胃腺癌の58 歳,男性が,息切れを主訴に当院を受診した。CT 画像にて多量の胸水と腹水が示された。胸水液,腹水液は中性脂肪の913 mg/dLまでの上昇と多数の癌細胞を認め,悪性の乳び胸腹水と診断した。脂肪制限食とoctreotideを開始し,続けてタルクでの胸膜癒着術を行い胸水のコントロールを行った。胸水がコントロールされた状態で患者は癒着後55 日目に胃癌のために死亡した。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/45100/1449