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生体内における樹状細胞への腫瘍抗原送達システムによる新規がんペプチドワクチン療法
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JPY
Abstract
腫瘍抗原由来ペプチドは,細胞傷害性T 細胞(CTL)応答を誘導することで腫瘍増殖抑制が発揮される。しかし,その効果は限定的である。われわれは,CTL 誘導能が高い樹状細胞サブセットであるXCR1+DC に選択的に抗原ペプチドを送達することが腫瘍抑制効果の増強につながると考えた。まず,XCR1のリガンドであるXCL1およびovalbumin(OVA)由来のMHC class Ⅰ抗原を連結させたmXCL1-OVA ペプチドワクチンを設計した。mXCL1-OVA ペプチドワクチンは,免疫アジュバントのpoly(I: C)と併用しマウスに投与すると強力にCTL を誘導した。また,mXCL1-OVAペプチドワクチン+poly(I: C)を免疫すると,OVA抗原を発現するマウス腫瘍細胞株(B16-OVA)に対して,増殖抑制効果が認められた。今回の結果は高いCTL 誘発能を有するDC サブセットに選択的に抗原を送達することで,画期的な複合免疫療法になると期待される。
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