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外来化学療法センターにおける過敏症反応・インフュージョンリアクションの後方視的検討
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JPY
Abstract
抗悪性腫瘍薬による過敏症反応は全薬剤で生じ得るがその予測は困難である。過敏症反応の薬剤ごとの特徴や適切な対処方法を明らかにするため,2011年4 月〜2015年3 月までの当院外来化学療法センターにおける過敏症反応・インフュージョンリアクションを後方視的に検討した。外来化学療法施行患者55,046名のうち過敏症反応141 例(0.26%),インフュージョンリアクションは70 例(0.13%)に認められた。過敏症反応は,オキサリプラチン41 例(29.1%),ドセタキセル38 例(27.0%),カルボプラチン11 例(7.8%)の順で多く,インフュージョンリアクションは,インフリキシマブ26 例(37.1%),リツキシマブ19 例(27.1%),トラスツズマブ18 例(25.7%)の順で多かった。臓器別の過敏症反応症状は,皮膚症状88 例(62.4%),消化器症状49 例(34.8%),呼吸器症状43 例(30.5%)の順に多く認められた。オキサリプラチンによる過敏症反応発現までの期間中央値は7 サイクルであったが,2 サイクルで発現した症例が最も多かった。一方,ドセタキセルによる過敏症反応はすべて3 サイクル以内で発現しており,初回治療時が最も多かった。本結果は,安全な外来化学療法の実施,薬剤に応じた適切なリスクアセスメントをする上での貴重なデータと考える。
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