No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
肺癌に対する低侵襲手術として,従来の胸腔鏡手術に加えて今春よりロボット支援手術の保険適応が認められた。胸腔鏡手術は実臨床においては広く普及してきているが,最新の肺癌診療ガイドライン上ではグレードC1(考慮してもよい)となっている。一方,ロボット支援手術は新たな魅力的手術手技として注目され,通常の胸腔鏡手術の欠点を補うことが期待されている。胸腔鏡手術とロボット支援手術の比較では両者は安全性と有用性に関してほぼ同等であり,良好な操作性やラーニングカーブの速さでロボット支援手術が優るとの報告が多い。しかしながら,ロボット支援手術の高額な費用と長い手術時間には懸念がある。ロボット支援手術の経験は未だ初期段階であるが,しだいに浸透していくなかで周術期成績の向上が期待される。特に保険適応後は急速にロボット支援手術の導入施設が増加しており,安全で確実な普及も喫緊の大きな課題である。今後は同じ低侵襲手術である胸腔鏡手術との共存を図りながら,ロボット支援手術の有用性を検証していくことが大切となっている。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/45120/1701