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直腸切断術後早期に会陰創皮下に局所再発した直腸癌再発の1 例
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JPY
Abstract
一般的に直腸癌の局所再発は,骨盤内腫瘤として再発することが多い。われわれは,直腸癌に対して直腸切断術後2か月で会陰創皮下に局所再発を認め,局所切除を行った症例を経験したので報告する。症例は50 歳台前半,女性。脱肛を主訴に前医より紹介受診となった。精査で,肛門管にかかる半周性のStageⅡ進行直腸癌と診断された。左側方リンパ節に軽度腫大を認めたため,腹腔鏡下直腸切断術,D3郭清(右の側方リンパ節郭清は省略)を施行した。術後診断は,RC,RbP,tub1,type 5,65×47 mm,pT3(A1),ly0,v0,pN0(0/40),M0,pStageⅡであった。術後 2 か月の外来受診で,会陰創皮下に腫瘤を触知し,局所再発と診断した。術後3か月後に局所切除,両側鼠径リンパ節郭清を施行した。術後診断は高分化腺癌で,鼠径リンパ節に転移はなかった。追加切除後6 か月,UFT+LV の内服加療を行い,再切除後1 年で無再発生存中である。局所再発時は早期診断し,外科的切除を行えば根治術を得ることができると思われた。
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/content/article/0385-0684/45130/1830