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JPY
Abstract
肛門部扁平上皮癌に対して化学放射線療法(CRT)を施行した11 例の治療成績を検討した。標準治療は放射線療法(RT)では総線量を50.4〜60 Gy とし,小骨盤腔と両側鼠径部に20 回照射後に肛門部に10 回照射し,化学療法はRT 開始日から 5-FU 750 mg/m / / 2day をday 1〜5 持続静注,mitomycin C 10 mg/m2をday 1 に静注し,4 週間ごとに2 コース施行した。対象はT1 1 例,T2 7 例,T3 2 例,T4 1 例であった。T4症例は遠隔転移を認め,T1症例は膣癌による左鎖骨上リンパ節転移(N4)を認めたが,他は治療前の画像診断でリンパ節および遠隔転移を認めなかった。3 例(27.2%)でGrade 3 の有害事象を認めた。標準治療を行った9 例中8 例(88.9%)でCR となったが,2 例(25.0%)に局所再発を認め,これら2例のCRT 終了から再発までの期間は60 か月以上であった。肛門部扁平上皮癌に対するCRT は安全に施行が可能で,根治が期待される治療法と考えられたが,CR後も十分なフォローアップが必要と考えられた。
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/content/article/0385-0684/45130/1907