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高齢者の局所進行癌による上部消化管通過障害に対する完全腹腔鏡下胃空腸吻合術
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JPY
Abstract
当院で行った80 歳以上の高齢者7 例に対して行った完全腹腔鏡下胃空腸吻合術を,80 歳未満の7 例と比較検討し報告する。男女比,原発巣の分布に差はなかった。performance status(PS)の分布に有意差はなかったが,80 歳以上群でPS3 が3 例,PS 4 が3 例と状態の悪い症例が目立った。両群で貧血,低栄養を認めた。80 歳未満群では病期3が1例,病期4が6 例と病態の重い症例が多い一方,80 歳以上群では病期3が5例,病期4 が2例と分布に差を認めた。術後経過としては全例大きな合併症なく,経口摂取再開が可能であった。術後在院日数は80 歳以上群のほうが短かった。80 歳以上群が早く退院可能であった背景の一つには病期が比較的軽く,経口摂取が可能となることでPS の改善がみられたためと考えている。緩和治療への方針が定まった際には本術式を早期に選択することで,残された日々のquality of life(QOL)を高められる可能性を感じた。
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/content/article/0385-0684/45130/1919