No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
直腸癌術後の局所再発に対し重粒子線治療が奏効した2 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例1: 60 歳台,女性。直腸癌に対し腹腔鏡下括約筋間直腸切除術を施行した。術後3 年6か月後,CEAの上昇と骨盤内右背側に局所再発巣を認めたため,重粒子線治療を施行した。CEAは正常化し,CT で腫瘍の縮小と造影効果の著明な低下,PET-CTでの集積消失を認めた。12 か月間,無増悪生存中である。症例2: 60 歳台,女性。直腸癌に対し前医で腹会陰式直腸切断術を施行した。術後3 年6か月後,CEAの上昇と骨盤壁左側に局所再発を認め,手術目的に当科へ紹介となり,腫瘍を摘出した。病理組織学的には腫瘍の剥離面が陽性であったため,放射線化学療法(60 Gy,S-1 併用)を追加した。再発切除から2 年7か月後,左坐骨に局所再々発を認め,重粒子線治療を施行した。CEA値は正常化し,PET-CTでの集積消失を認め,24 か月間無増悪生存中である。結語:重粒子線治療は局所再発に対する有効な治療法の一つであると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/45130/1940