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肝細胞癌腹膜播種に対し外科切除を行った3 例の検討
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JPY
Abstract
肝細胞癌(HCC)の腹膜播種はまれであり,これに対する外科切除の治療効果に関しては一定の見解が得られていない。症例1: 48歳,男性。肝S6 のHCC に対し二度の肝切除,一度のラジオ波焼灼療法(RFA)が施行された。初回手術から8 年後に骨盤底に腹膜播種を来し外科切除が施行された。腹膜播種切除後17 か月が経過し再発生存中である。症例2: 71 歳,男性。肝S6のHCC に対して三度の穿刺局所療法が施行され,残肝局所再発に対し手術が施行された。腫瘍近傍に腹膜播種を認め同時切除が行われたが,骨盤内再発を認めて腹膜播種切除後20 か月目に原病死した。症例3: 58 歳,男性。肝S6 のHCC に対する肝S6 亜区域切除後8 年目に十二指腸狭窄を伴う腹膜播種が認められた。外科切除を施行したが,その2 か月後に原病死した。文献的考察や自験例の経験から,HCC 腹膜播種(少数個)に対して外科切除は有効な治療選択肢の一つになり得る。
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/content/article/0385-0684/45130/1949