No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Mohs' Pasteが出血・滲出液コントロールと腫瘍の縮小に有効であった進行乳癌の1 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は65 歳,女性。両側膝関節痛を主訴に2017 年6 月当科を受診した。造影CT 検査にて右肺動脈血栓症+両側深部静脈血栓症に加え,左乳腺に18 cm大の巨大腫瘤を指摘され当科入院となった。精査にて左乳癌(T4cN0M0,Stage ⅢB),ルミナールBタイプと診断した。ヘパリン投与を行い,腫瘍から悪臭に対しメトロニダゾールゲルを使用し,内分泌療法としてアナストロゾールを開始した。腫瘍からの悪臭・出血や大量の滲出液のコントロールのため,7 月下旬よりMohs' pasteを使用し,1〜2週おき計4 回の処置で腫瘍はほぼ消失し症状の改善をみた。8 月から化学療法を開始し,9 月には病的骨折のためデノスマブを開始した。治療後の皮膚欠損部の上皮化も進み,11 月下旬に軽快退院となった。本外用薬は院内調剤が必要であるが,本症例のように露出した局所進行乳癌に対し,症状のコントロールとQOLの改善,腫瘍の縮小に有用であった。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/45130/1997