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上部消化管穿孔を契機に発見され根治切除を行えたS状結腸癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は83 歳,男性。陳旧性肺結核,肺線維症のため,当院呼吸器外科で経過観察されていた。上腹部痛を主訴に救急外来を受診し,上腹部にfree airを認め上部消化管穿孔の診断で入院した。保存的治療のみで症状は改善し,第10 病日に上部消化管内視鏡検査にて胃角部小弯に潰瘍性病変を認めた。血清 CEA が 22.7 ng/mL と高値であったため胃癌による穿孔を疑ったが,生検結果はGroup 1 であった。腹部骨盤CT 画像にてS 状結腸に不整な壁肥厚を認め,下部消化管内視鏡検査を施行したところ1 型腫瘤を認め,生検にてGroup 5 が検出されS 状結腸癌の診断に至った。併存症による高度拘束性肺障害を有しており,脊椎クモ膜下麻酔および硬膜外麻酔下でのS 状結腸切除術を施行した。上部消化管穿孔による救急外来受診を契機にS 状結腸癌が発見された症例を経験したため報告する。
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/content/article/0385-0684/45130/2384