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がん化学療法後G-CSF 予防投与のクリティカルパスを用いた病診連携
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JPY
Abstract
背景: 2011年より当科では頻回の外来通院が困難な症例に対して,クリティカルパス(Gパス)を使用して最寄りの医療機関にがん化学療法後のgranulocyte-colony stimulating factor(G-CSF)予防投与を依頼している。方法:当科でがん化学療法後にG パスを利用した患者を対象とし,G-CSF 投与実施率,感染症の合併頻度について後方視的に検討した。結果:2011 年1 月〜2016年12 月までに82 例が254サイクルの化学療法後にG パスを利用した。原疾患は悪性リンパ腫64 例,膵がん7 例,軟部肉腫5 例,その他6 例,患者年齢中央値は70(範囲: 24〜94)歳,連携先は診療所53 例,病院31 例,254 サイクル中245サイクル(96%)で予定されたG-CSFが投与された。254 サイクル中37 サイクル(15%)で感染症を合併したが,入院を要したのは5 サイクル(2%)であった。結語: G パスを用いた地域連携で,患者の受診負担を軽減し安全に化学療法を施行することができた。支持療法を地域の医療機関と連携して行うことで,がん診療のいっそうの均てん化が期待できる。
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/content/article/0385-0684/46030/457