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ソラフェニブにて完全奏効し投薬中止後も再発を認めなかった肝細胞癌の1例
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JPY
Abstract
ソラフェニブはMAP キナーゼ経路,VEGF 受容体,PDGF 受容体活性を併せて阻害することにより抗腫瘍効果を発揮する分子標的薬である。肝細胞癌にソラフェニブを投与し完全奏効(complete response: CR)が得られた後に投薬を中止し,4 年間再発を認めていない症例を報告する。症例は75 歳,男性。主訴は肝腫瘍。現病歴は2010 年1 月に肝腫瘍を指摘され3 月に肝中央二区域切除を施行した。6 月のCT にて肝両葉に多発再発を認めTACEを2回,TAI を1回施行したが奏効せず,12 月よりソラフェニブを800 mg/dayにて投与開始した。2011 年 6 月に modified RECIST(mRECIST)にて CR となり2013年12 月に皮膚症状の副作用のため中止した。その後2018 年6 月まで54 か月間再発を認めていない。ソラフェニブでのCR はまれでありCR が得られた後の中止の可否についてのコンセンサスはないが,中止が許容される可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/46030/532