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幽門側胃切除後の膵体尾部癌に対して腹腔動脈合併膵体尾部切除を施行した1例
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JPY
Abstract
幽門側胃切除術後に脾合併膵体尾部切除を行うと,残胃は脾動脈から分枝する動脈から血流を受けているため,残胃の虚血が危惧される。今回,術前の血管造影検査を用いて安全性と根治性の高い腹腔動脈合併膵体尾部切除を施行した。症例は77歳,男性。胃癌に対して幽門側胃切除術,D2郭清(T1b,N0,M0,fStageⅠA)を施行し,外来経過観察中であったが,造影CT にて総肝動脈・腹腔動脈と接する膵体尾部腫瘍を認め,BR 膵癌の診断にて集学的治療を行った後に根治術を施行することとなった。術前の血管造影にて,残胃は腹腔動脈根部より分岐する左下横隔動脈からの供血を多く認めていた。腹腔動脈合併膵体尾部切除を施行し,術中にソナゾイドを用いた造影エコーとICG蛍光造影を用いて残胃の血流に問題がないことを確認した。術後残胃の虚血性壊死は認めず,独歩退院となった。
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/content/article/0385-0684/46030/543