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JPY
Abstract
当科で局所コントロール目的に原発巣切除を施行したStage Ⅳ乳癌について,切除が病勢に影響するのか検討した。対象は2009〜2017 年,StageⅣで原発巣切除を施行した15 例とした。手術時年齢中央値は63 歳。術後死亡症例は術後1 年未満1 例,2年未満1 例に認めた。全症例の術後SD期間中央値は11 か月,術後SD期間が12 か月以上の症例は7 例であった。原発巣切除後の最初に施行された薬物治療は全症例でSDが得られた。術後SD 期間が長い傾向を認めた症例は,術前薬物療法のない症例,LuminalHER2,転移臓器数が1 臓器の症例であった。手術時期,手術の理由にかかわらず術後に急激な病勢の増悪は認めず,すべての症例で術後の局所コントロールは良好で,遠隔転移巣に対する加療継続が可能であった。Stage Ⅳ乳癌において局所コントロール目的に原発巣切除を考慮することが全身治療に影響しないことが示された。
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/content/article/0385-0684/46030/576