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非機能性膵神経内分泌腫瘍として経過観察されていた十二指腸GIST の1 切除例
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JPY
Abstract
症例は67 歳,男性。2007 年3 月,CEA 高値のため精査加療目的に近医より当院に紹介となった。血液検査所見でCEA 8.9 ng/mL,CA19-9 128 U/mL と腫瘍マーカーの上昇を認めた。腹部造影 CT では膵頭部に非常によく造影される30 mm大の腫瘤を認めた。諸検査後,非機能性膵神経内分泌腫瘍と診断し,経過観察となった。約9 年6か月後,血糖コントロール不良,肝機能障害,腫瘍マーカーの上昇を認めたため再度精査した。腹部造影CT では膵頭部の腫瘍は42 mm と増大し総胆管を圧排して総胆管の拡張も認めた。超音波内視鏡では膵頭部に十二指腸に突出する約40 mm の低エコーSOL を認めた。引き続き施行した超音波内視鏡下穿刺吸引生検の結果,gastrointestinal stromal tumor(GIST)と診断した。以上より,十二指腸GISTと診断し膵頭十二指腸切除術を施行した。病理学的検査所見ではc-kit陽性でありGISTと診断した。現在,無再発で外来通院中である。
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/content/article/0385-0684/46030/589