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胃癌に対する胃切除術BillrothⅠ再建後の逆流症状にアコチアミド塩酸塩が著効した1 例
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JPY
Abstract
症例は65 歳,女性。身長159 cm,体重59 kg。肺癌術後で外来経過観察中に貧血を認め,精査目的に上部消化管内視鏡検査を施行し,胃癌の診断となった。幽門側胃切除,D2 郭清,Billroth Ⅰ(B-Ⅰ)再建術を施行した。術後診断は胃癌,ML,Less,Type 2,67×55×15 mm,muc>sig>por,pT4a(SE)N2M0,fStage ⅢBであった。術後S-1 補助化学療法施行中の外来通院時に逆流症状を認め,食事摂取不良であった。術後3 か月,5 か月での体重はそれぞれ51 kg,52.5 kgおよび血清Alb値が3.2 g/dL,2.7 g/dL であり,低栄養となっていた。術後 7 か月で逆流症状の改善を認めなかったため,アコチアミド塩酸塩の内服を開始した。内服開始後,逆流症状と食事摂取量が改善し,術後11 か月,15 か月での体重はそれぞれ54 kg,57 kgおよび血清Alb値が3.0 g/dL,2.7 g/dLとなった。術後 23 か月目で腹膜播種再発を来し食事摂取不良となったが,逆流症状の再燃は認めなかった。胃切除術B-Ⅰ再建後の逆流症状に対して,アコチアミド塩酸塩が治療選択肢となる可能性が示唆された。
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