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80歳以上の高齢者に対する大腸癌治療方針についての検討
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JPY
Abstract
わが国における地方都市の高齢化は急激に進んでおり,65 歳以上の占める割合(高齢化率)35.2%,平均年齢は50.6歳となっており,日本の高齢化率26%よりずいぶん高くなっている。また八幡東区の65 歳以上の人口のうち,その35.4%が80 歳以上である。今回,高齢地区の当院にて80 歳以上の大腸癌症例17 例について検討を行った。performance status(PS)では,PS 0:1:2:3:4=4(症例):5:1:6:1 であり,ベッド上から動けないが食事摂取は可能である患者も手術を受けていた。癌の進行度では,Stage Ⅰ:Ⅱ:ⅢA:ⅢB:Ⅳ=1:11:3:0:2となっており,Stage Ⅳにおける化学療法は家族へ十分に話した上で施行していた。また,術後に術前予測されていなかった胸部大動脈破裂による死亡症例を1 例認めていた。当院の方針として大腸癌の場合は,閉塞や出血などにより経口摂取ができなくなることでADL を低下させることを考え,積極的に手術を行っている。一方で,併存疾患を多く有するため予期せぬ合併症に出会うのも事実である。今回,当院における高齢者に対する大腸癌治療方針について,当院での症例の具体例とともに文献的考察を加え報告する。
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/content/article/0385-0684/46040/742