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高リスクUGT1A1 遺伝子多型を有する治癒切除不能膵癌に対しFOLFIRINOX 療法を施行した2 例
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JPY
Abstract
症例は51 歳,男性および66 歳,女性。それぞれ治癒切除不能な局所進行膵癌と再発膵癌に対し,二次治療および三次治療としてFOLFIRINOX療法が計画された。irinotecan(CPT-11)に対する有害事象の高リスクUGT1A1遺伝子多型とされるUGT1A1 *6/*28 ダブルヘテロ接合体およびUGT1A1*6/*6 ホモ接合体を有していたが,他に有望な治療選択肢もなかったこともあり,強い患者希望の下,FOLFIRINOX 療法を開始した。有害事象の程度に応じCPT-11 の段階的減量と投与間隔の調節により両者とも安全に7 コースの継続実施が可能であった。投与初期のGrade 4 の好中球減少に対してはGCSFにて対処可能であり,制御困難な下痢やその他の有害事象は認めなかった。FOLFIRINOX 療法は予後の改善が期待できる新規治療であるため,高リスクUGT1A1遺伝子多型をもつ症例に対しても症例を蓄積し安全な投与方法を確立させることが重要である。
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/content/article/0385-0684/46040/754