No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
脾膿瘍と術前診断した脾臓原発Myeloid Sarcoma の1 切除例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は60 歳台,男性。狭心症に対し2016年12 月に経皮的冠動脈形成術(PCI),2017 年1 月に歯科インプラント治療の既往がある。2017年2 月ごろから37℃台の微熱が持続していたため,精査目的に4 月に当院内科を紹介受診した。熱源検索目的に施行したCT 検査で,脾臓内部に辺縁部が淡く造影される低吸収域を認め脾膿瘍が疑われた。抗菌薬投与が行われたが症状,炎症反応の改善に乏しく5 月に開腹脾臓摘出術を施行した。摘出標本の病理組織診断にてmyeloid sarcoma(MS)と診断した。MSは骨髄芽球様細胞が髄外性に腫瘤を形成する疾患で,髄外好発部位はリンパ節(15〜25%),皮膚(13〜22%),骨(9〜25%),消化管(7〜15%)であり,他に軟部組織や中枢神経系の報告もある。しかし自験例のように脾臓に発症した症例は1963〜2017年までの報告例の検索で,自験例を含め2 例のみであり極めてまれな症例であった。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/46040/784