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イピリムマブの有効性と有害事象のマネジメント−ニボルマブとの併用療法を含めて−
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JPY
Abstract
進行期の固形癌治療は,免疫チェックポイント阻害薬により大きく進歩しつつある。免疫チェックポイント阻害薬の抗CTLA-4抗体および抗PD-1 抗体は,標的が異なることから有効性や副作用にも違いがみられるが,いずれも生命予後の改善を期待できる点で優れている。抗CTLA-4 抗体イピリムマブは抗PD-1 抗体ニボルマブと併用すると単剤投与時よりも有効性が向上することが知られている。一方,免疫チェックポイント阻害薬療法では,多岐にわたる免疫関連有害事象(irAE)が発現するためそのマネジメントが必須となる。イピリムマブで発現頻度が高いirAEは,消化管,肝臓,内分泌系であり,ニボルマブとの併用時は頻度や重症度が上昇する傾向がある。これらirAE は既知の自己免疫疾患と異なり,免疫チェックポイント阻害薬特有の臨床像を呈する。したがって,irAEのマネジメントは薬剤に特化した適正使用ガイドなどのアルゴリズムに沿った対応が推奨される。
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