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京滋摂食嚥下を考える会介護食器プロジェクト−地域伝統工芸・食文化と作業療法とのコラボレーション−
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JPY
Abstract
京滋摂食嚥下を考える会は地域の食支援体制を構築することを目的に設立され,地域伝統工芸との協業により晴れの日の食事にふさわしい介護食器の開発に取り組んだ。本開発プロジェクトには作業療法士,料亭の女将,デザイナー,陶芸家,漆器老舗といった地域の多職種の人に参加いただいた。各業界におけるルールを尊重しつつ食事を違和感なく楽しめることに主眼をおいて,デザインをすり合わせ機能を保ちながらも京焼・京漆器による意匠をこらした介護食器を完成した。摂食嚥下障害をもつ対象者と家族にこの介護食器を用いた松花堂弁当を提供したところ積極的な摂食がみられ,当事者より高い評価を得た。嚥下食とともに生活する対象者にとって,晴れの日の食事を楽しむ機会は重要であるにもかかわらず,極めて少ないのが現状である。今後より多くの人に食べる喜びを届けられるよう企業連携など発展を検討中である。
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