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コントロール不能な高カルシウム血症を合併した悪性エナメル上皮腫の1 例
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JPY
Abstract
高カルシウム(Ca)血症は癌患者の約20〜30%に随伴するとされ,癌診療において比較的多く遭遇する合併症である。高Ca 血症は意識障害などの原因となり,さらに重症例では腎不全を来し致死的となる。今回われわれは,悪性エナメル上皮腫にコントロール不能な高Ca 血症を合併し,致死的転機をたどった症例を経験した。本症例では高Ca血症が在宅期間を短縮しており,医療者側が高Ca 血症の早期発見やコントロール改善につながる知識を習得することで在宅期間の延長をもたらすと考えられた。また,悪性腫瘍の治療のみでなく合併症である高Ca 血症に対する集学的治療をいつまで行うか検討することで,看取り場所の選択肢が広がる可能性があると考えられた。
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