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JPY
Abstract
近年,緩和ケア病棟にも在宅療養支援が求められるようになっている。当院緩和ケア病棟では患者家族の希望に応じた退院支援を行っており,2016年4 月からの2 年間で入院患者数536 例,自宅退院患者数104 例(自宅退院率19.4%)であった。自宅退院患者のうち在宅看取りができた30 例を対象症例とし,適切な退院支援や在宅看取り支援について検討した。背景因子としては女性による介護,オピオイド未使用は在宅看取りをしやすくする要因の可能性があった。在宅看取りは特定の医療機関ではなく,地域の18 施設と広く連携していた。緩和ケア病棟に入院しても退院を希望する理由として,病状の理解が進んだこと,自宅のよさを改めて感じたことがあげられた。退院後在宅看取りまでの期間は中央値14 日と短く,病院と在宅医療チームとの間で緊急入院の受け入れが可能,予後迫る状態での退院が可能という信頼関係に基づく連携が不可欠である。
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/content/article/0385-0684/46061/76