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JPY
Abstract
本研究の目的は,在宅看取りを行った元家族介護者のなかで看取りに関する不安や精神的負担を感じず看取れたケースより,精神的負担軽減の要因を明らかにすることである。方法は在宅で看取りを行った家族主介護者を対象に半構成的面接調査を行った。質問項目に「死に対する恐怖」があり,「恐怖はまったくなかった」と答えたものおよび,在宅看取りに対する不安はまったくなかったとインタビュー中に話していた者を「看取りの不安や精神的不安がない者」とした。対象となったケースは1 件で,分析はSteps for Coding and Theorizationを用いた。在宅での看取りに関して,(1)死後も生きているという他界観,(2)自身の他界観を大切にしてくれる担当医の存在,(3)治療の自己選択・拒否権,(4)診療所へのアクセスのしやすさ,の理論記述が現れた。在宅看取りの場合,介護者の他界観を無視するよりは推奨するほうが不安を低減する可能性がある。
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/content/article/0385-0684/46061/84