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抗がん薬調製時の曝露防止にかかわる医療材料費の実態と費用削減の検討
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JPY
Abstract
大垣市民病院では,平成28 年度診療報酬改定を機に閉鎖式薬物移送システム(closed system drug transfer device:CSTD)を用いた抗がん薬調製業務を拡大した。今回,2017 年12 月の当院外来患者のレジメン数,調製件数を調査し抗がん薬調製にかかわる全消耗品の費用を算出した。抗がん薬調製68 レジメン,調製件数574 件,CSTDの使用は331 件(57.7%)であった。抗がん薬調製にかかわる費用は1,608,163 円/月であり,そのうち CSTDの費用は1,135,315円/月(70.6%)であった。CSTDにかかわる費用は非常に大きいため,材料費削減の検討を行った。CSTDはバイアル内外の差圧を調節する機構を有することが診療報酬算定条件であるが,有しないものを使用した場合施設負担額は24.7%削減と試算できた。CSTD は曝露防止の安全面のみではなく,drug vial optimization(DVO)導入による医療費削減にも貢献でき,今後も診療報酬の改定や算定条件の緩和に向けて,医療現場からエビデンス作りを行っていきたいと考える。
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/content/article/0385-0684/46080/1281