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エベロリムスとオクトレオチドで治療した胸腺原発カルチノイドの1 例
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JPY
Abstract
症例は54 歳,女性。X 年2 月から前胸部痛があり,4 月に近医を受診された。胸部X線で腫瘤影を認め,当院に紹介され受診した。CT で前縦隔に長径12 cm大の腫瘤,前縦隔・傍胸骨・肺門・横隔膜上リンパ節の腫大を認め,胸腺腫瘍が疑われた。腫瘤の針生検の病理診断はカルチノイドで胸腺原発カルチノイドと診断,手術を行ったが心膜播種があり縦隔腫瘍の一部を摘出して終了した。病理では非定型カルチノイドの診断で5 月からエベロリムスで治療を開始したところ,CT での腫瘤は7 月には縮小したが11 月には軽度増大した。ソマトスタチンレセプター(SSTR-2)が陽性であり,12 月からオクトレオチドの注射を併用しCT でしばらく病勢安定を維持していたが緩徐に増大した。胸腺原発カルチノイドに対するエベロリムスとオクトレオチドを使用した報告は少ないため報告する。
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/content/article/0385-0684/46090/1445