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サルベージライン後にFOLFIRI+Ramucirumab療法が長期施行可能であった直腸癌肺転移の1 例
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JPY
Abstract
直腸癌肺転移に対し,サルベージライン終了後の終末期にFOLFIRI+ramucirumab(Ram)療法を導入し,長期施行可能であった症例を経験したので報告する。症例は44 歳,女性。直腸癌術後15 か月後,左閉鎖リンパ節転移でmFOLFOX6+bevacizumab(BV)療法を開始した。対象病変は縮小した(PR)が消失はしなかった。術後36 か月に左肺転移(下葉S89 mm)が出現し,胸腔鏡下左肺部分切除術施行,左閉鎖リンパ節に対しては重粒子線治療(73.6 Gy)を施行した。しかし両側多発肺転移が出現したため,術後42 か月よりmFOLFOX6+BV 療法を再開した。その後FOLFIRI+BV,TAS-102+BV,regorafenib を施行するも再PD となった。BSC も考慮されたが患者の強い希望もあり,術後64 か月よりFOLFIRI+Ram療法を開始した。Grade 3 の血液毒性は認めたが,強い消化器症状はなく休薬しながら長期投与(約1 年,計21 コース)が可能であった。最終的には肺転移の増悪により再発後66 か月で原癌死した。サルベージライン後のFOLFIRI+Ram 療法を比較的長期に施行可能であった症例を経験した。患者が許容可能であれば,ターゲットが異なる抗VEGF 薬は後方治療でも予後改善する可能性が示唆された。
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