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直腸LST に対して施行したESD 術後発症した腸重積の1 例
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JPY
Abstract
症例は69 歳,女性。2018年8 月ごろより全身倦怠感・食欲不振が出現し近医を受診,便潜血陽性のため精査目的にて紹介となった。下部消化管内視鏡検査にて直腸内にLST 病変を認めたため,同部位に対してESD を施行した。術後1 日目に腹痛および発熱が出現し,腹部造影CT を施行したところ回腸に腸重積を認めた。術後2 日目に下部消化管内視鏡にて整復を試みるも改善せず,同日緊急手術となった。術中所見として前回の開腹手術の影響と考える癒着を回腸の腸間膜に認め,その部位で絞扼となり腸重積を併発したと考えられ,同部位を含め約30 cm の腸管切除を施行し内腔確認したところ有茎性ポリープを認めた。以上のことから,有茎性ポリープを起点とし腸重積を発症したが癒着のため絞扼状態となり,下部消化管内視鏡による整復が困難となったと考えられた。術後術前より認めていた低Alb血症・神経因性膀胱の治療を要したが,術後28日にて退院した。
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/content/article/0385-0684/46100/1629