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虫垂粘液産生腫瘍に対して腹腔鏡下手術を行った4 例の検討
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JPY
Abstract
虫垂粘液産生腫瘍は良性腫瘍に分類されるが,穿破を契機に腹膜偽粘液腫を来すリスクがあり,腹腔鏡下手術の安全性は確立されていない。当科関連施設で虫垂粘液産生腫瘍に対して腹腔鏡下手術を行った4 例を後ろ向きに調査した。年齢の中央値は69.5(49〜85)歳,男性3 例,女性1 例であった。術式は盲腸部分切除3 例,リンパ節郭清を伴う回盲部切除が1 例。1 例で腹腔内観察時,すでに穿破および周囲への腹膜偽粘液腫を認めたが,その他の症例において術中操作による穿破はなかった。病理診断は全例で低異型度虫垂粘液性腫瘍(low-grade mucinous neoplasm)であった。術後合併症(Clavien-Dindo分類Grade 3以上)は認めず,在院日数の中央値は6 日であった。長期成績は,手術時すでに穿破していた1 例を除き再発を認めなかった(観察期間中央値14.8か月)。虫垂粘液産生腫瘍に対する腹腔鏡下手術は,選択肢の一つになり得ると考えられる。さらなる症例集積が必要である。
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/content/article/0385-0684/46100/1638