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JPY
Abstract
化学療法誘発性悪心・嘔吐(chemotherapy induced nausea and vomiting:CINV)は,近年様々な研究の成果によって成績が向上している。しかし臨床現場では期待する効果が得られない場合や制吐療法のメリットを上回る有害事象が生じる場合があり,患者個々の状況に合わせた制吐療法の選択が求められるようになっている。本稿では高度催吐性抗がん薬の制吐療法における最新の知見をNK1受容体拮抗薬,副腎皮質ステロイド,オランザピンと分けて紹介する。特にオランザピンについては,最新の知見の一つとしてJ-FORCE試験を紹介する。この研究は海外で用いられるオランザピン10 mgによる眠気などの副作用を改善するために,5 mgでの有用性を検証したものである。これらの知見を十分に活用し,多くの患者にとって最適な制吐療法が提供できる一助になれば幸いである。
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