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臨床研究をどう企画実施し,どのように評価して,どう臨床応用すべきか
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JPY
Abstract
がん化学療法に伴う悪心・嘔吐(CINV)に対する支持療法および緩和領域の臨床研究に必要な方法論や評価方法などが明確になっていない。また,CINV を良好にコントロールするためには化学療法レジメンの催吐性だけでなく,患者リスク因子に応じて個別化した制吐療法を検討することも重要である。実臨床におけるCINV の評価は,CTCAE を用いた医療従事者による評価が一般的であるが,患者自身による主観的評価(patient-reported outcome: PRO)も重要視されるようになってきている。本稿では,CINV研究の立案や結果を評価して臨床応用する上で留意すべき点について述べた。今後,公表予定の「支持療法・緩和治療領域研究ポリシー(各論)化学療法誘発性悪心・嘔吐」の内容も踏まえ,治療の指針となっているランダム化比較試験(RCT)だけでなく,リアルワールドデータ(RWD)を活用することで臨床研究デザインが最適化され,エビデンス構築が促進されることが期待される。
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/content/article/0385-0684/46110/1695