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胃癌術前化学療法におけるOxaliplatin投与にて顕在化したCharcot-Marie-Tooth病1A型の1 例
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JPY
Abstract
症例は54 歳,女性。胃癌に対して術前化学療法(NAC)S-1+oxaliplatin(L-OHP)(G-SOX)を施行した結果,LOHPによるCharcot-Marie-Tooth病(CMT)1A型の顕在化を経験したので報告する。自験例では,L-OHP 投与直後から両上肢の感覚神経障害が出現し,その後両上下肢の手袋靴下型の感覚神経障害および起き上がり不可能な両下肢の運動神経障害を認めた。身体所見では両下肢逆シャンパンボトル様の軽度萎縮と両足ハイアーチを認め,両下肢深部腱反射が消失していた。さらに家族歴から長女が3 歳時CMT の疑いで,両アキレス腱延長手術を施行されていたことなどから総合的に判断し,CMTの疑いとなり遺伝子検査にてCMT1A型と診断された。L-OHP に限らず末I神経障害を引き起こす抗がん剤を使用する際,抗がん剤投与後に通常に比べて急激な末I神経障害など認めた際は,CMT などの末I神経疾患の潜在を念頭に置く必要がある。
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/content/article/0385-0684/46110/1761