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乳癌術後補助化学療法施行中にニューモシスチス肺炎を来した2 例
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JPY
Abstract
近年,乳癌領域でもヒト免疫不全ウイルス(HIV)陰性のニューモシスチス肺炎(PCP)の発症が散見されるようになった。特に,epirubicin(EPI),cyclophosphamide(CPA)併用療法(EC 療法)を2 週毎に投与するdose-dense EC(ddEC)療法が一般臨床で施行されるようになってから,初期乳癌の術前,術後化学療法中にPCP が発症する事例が生じている。今回,術後補助化学療法中に発症したPCP を2 例経験したので報告する。症例1: 62 歳,女性。術後EC 療法4 サイクル時点でPCP を発症した。EC 療法施行中のステロイドはプレドニゾロン(PSL)換算で平均11.4 mg/day を投与しており,4 サイクル目の EC 療法開始時のリンパ球数は 516 個/mL であった。症例 2: 27 歳,女性。術後 ddEC 4 サイクル施行後,docetaxel(DTX)投与1 サイクル時点でPCP を発症した。ddEC療法施行中のステロイドはPSL 換算で平均17.14 mg/day を投与しており,DTX 投与開始時のリンパ球数は 311 個/mL であった。PCP の発症はステロイドの量とリンパ球数に関連すると推測され,発症リスクの高い患者の識別と対策が課題である。
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