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進行下部直腸癌に対する術前化学放射線療法の治療成績―側方郭清省略の可能性
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JPY
Abstract
背景: 当科では,T4 症例や膿瘍形成などの局所進行例で,側方リンパ節転移陰性例に対して選択的に術前化学放射線 療法+直腸間膜切除(TME)(側方郭清を省略)を施行している。今回その治療成績を報告し,治療法の妥当性について検討 した。対象と方法: 2010〜2016 年の間に術前化学放射線療法+TME を施行した 32 例を対象とした。臨床病理学的因子,再 発形式,無病生存率,全生存率などを検討した。結果: Grade 3 以上の有害事象は認めず,全例でプロトコールどおりの治療 が完遂できた。原発巣の治療効果(Grade 0 /1a/1b/2/3)は,0/5/8/16/3 であった。再発は 14 例に認め,肝 3 例,肺 7 例, 骨盤内 4 例,リンパ節 1 例であった。骨盤内再発 4 例のうち側方リンパ節領域の再発は認めなかった。累積 5 年無病生存率, 5 年全生存率は,各々 48.1%,74.2%であった。結語: 術前に側方リンパ節転移陰性と診断された局所進行下部直腸癌に対し, 術前化学放射線療法を行う条件では側方郭清を省略可能である。
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/content/article/0385-0684/46130/1957