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進行胃癌に対して術前 S-1+Oxaliplatin 療法を施行し pCR が得られた 1 例
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JPY
Abstract
症例は 78 歳,男性。狭心症・発作性心房細動にて経過観察中にふらつきを自覚し,Hb 6.7 g/dL と貧血を認めた。上部消化管内視鏡検査にて胃前庭部大弯に 2 型進行胃癌(por)を認め,腹部単純 CT 検査にて多発リンパ節転移を認めた。進行胃癌,cStage Ⅲ(cT3N1M0)の診断で,術前補助化学療法として S-1 +oxaliplatin(SOX)療法(S-1 80 mg/m2/day 14 /日間,7 日間休薬,oxaliplatin 100 mg /m2 day 1)を 3 コース施行した。血小板減少 Grade 1 を認めたが,その他大きな副作用 なく終了した。上部消化管内視鏡検査にて原発巣の著明な縮小と,腹部単純 CT 検査にて転移リンパ節の有意な縮小を認め た。進行胃癌,ycT1N(+)M0,ycStage ⅡA に対して,腹腔鏡下幽門側胃切除術(D2+No. 14v)を施行した。病理組織学的検査にて原発巣やリンパ節に明らかな腫瘍細胞の残存は認めず,組織学的効果判定は Grade 3,pCR であった。今回われわれは,進行胃癌に対して術前補助化学療法として行った SOX 療法により pCR が得られた 1 例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/46130/2030