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下部直腸癌における側方向への単独リンパ節転移陽性例の検討
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JPY
Abstract
腹膜反転部以下に下縁を有する T3 および T4 直腸癌のうち両側側方郭清を施行し,根治度 A と判断された 302 例を 4 群(間膜−側方−を N 群 133 例,間膜+側方−を M 群 100 例,間膜−側方+を L 群 15 例,間膜+側方+を ML 群 54 例) に分類し,L 群の治療成績と特徴について他群と比較検討した。側方転移率は全体の 22.8%,間膜転移陰性例の 10.1%で あった。L 群の再発率は 40.0%(6 例)で,M 群の 43.0%(43 例)と差はなく,ML 群の再発率 75.9%(41 例)に比べて有意に低率であった(p=0.01)。L 群の初再発臓器は肺 3 例,局所 3 例で,全体の 20.0%で血行性転移再発を認めたが,M 群 の 29.0%(29 例)とは差がなく,ML 群(25 例,46.3%)に比べて低い傾向にあった(p=0.08)。L 群の 5 年生存率(57.1%) は M 群(71.7%)と差を認めなかった。間膜転移陰性例の多変量解析では組織型が側方転移の危険因子であった。CT 検査 による側方転移の陽性的中率は 43.9%で,非分化型癌では跳躍転移の可能性を考慮して確実な側方郭清を行うことが重要と考えられた。
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