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JPY
Abstract
2001〜2017 年の間に原発性肺癌に対し,肺切除術を受けた 439 例中脳転移を来した 37 例について,後方視的に臨床病理学的因子と脳転移発症後の生存期間の関係を検討した。脳転移巣の大きさでは生存期間に差はなかったが,脳転移巣の個数が多いほど生存期間が短かった。初回局所療法別では,定位照射や腫瘍摘除術が全脳照射より生存期間が長かった(生存期間中央値: 定位照射 23 か月,摘除術 17 か月,全脳照射 4 か月 /定位照射 vs 全脳照射: p<0.001)。脳転移巣に対する有効な局所療法として,脳転移巣がおおむね 4 個以内で,最大径 3 cm 以下であれば定位放射線治療,3 cm 超なら摘除術の適応があるので,局所制御による QOL 改善と延命効果を期待して積極的に実施すべきである。有効な局所治療や薬物療法により予後がある程度期待できる場合は認知機能低下を招く全脳照射はできるだけ回避し,髄膜播種や粟粒転移などのために温存すべきと考える。
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/content/article/0385-0684/46130/2276