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長期生存が得られた同時性肝転移を伴う進行胃癌の 2 例
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JPY
Abstract
同時性肝転移を伴う胃癌に対し術後長期生存が得られた 2 例を経験したので報告する。症例 1 は 65 歳,男性。貧血精査で胃前庭部に 5 型の進行癌が認められ,横行結腸への浸潤が疑われた。また,肝 S2 に径 15 mm の転移を疑う結節が認められた。非切除因子が認められなかったため肝部分切除,横行結腸部分切除,幽門側胃切除術を行った。術後は S-1 による化学療法を 14 か月行った。術後 7 年を経過し無再発生存中である。症例 2 は 67歳,女性。貧血精査で胃体下部小弯に 2 型 の進行癌が認められ,また肝 S8 に径 12 mm の転移を疑う結節が認められた。非切除因子が認められなかったため肝部分切除,胃全摘,胆摘,脾摘術を行った。術後は S-1 による化学療法を 38 か月行った。術後 6 年を経過し無再発生存中である。 胃癌肝転移に対する根治手術は明確なエビデンスはないものの,転移個数の少ない症例では切除を考慮してもよいものと思 われた。
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/content/article/0385-0684/46130/2333