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食道癌多発骨転移に化学放射線療法が著効した 1 例
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JPY
Abstract
症例は 56 歳,女性。嚥下障害を主訴に近医を受診され,上部消化管内視鏡検査にて食道癌と診断され紹介受診となっ た。上部消化管内視鏡検査では,門歯列より 29〜32 cm に約半周性の 1 型病変を認め,生検にて扁平上皮癌と診断した。CT,PET 検査では胃小弯リンパ節の腫大,集積があり転移と診断した。また,第 7 頸椎,第 1 /3/4/8 胸椎に多発する集積を認め,骨転移と診断した。胸部中部食道癌,T2N1M1,Stage Ⅳと診断し 5-FU+CDDP(FP)による化学放射線療法(CRT)を施行した。CRT 後の上部消化管内視鏡検査では,主病巣は著明に縮小しており内視鏡下生検では明らかな悪性所見はなく内視鏡的 CR と診断した。また,CT 検査では主病巣,リンパ節ともに著明に縮小していた。骨転移は,一部骨硬化像は遺残して いたが,縮小しており PR と診断した。以後,定期的に FP を継続投与中であるが,現在も明らかな新病変の出現,再増悪なく約 2 年 3か月経過している。
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/content/article/0385-0684/46130/2419