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化学療法が著効した黄疸を伴う乳癌多発肝転移の 1 例
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JPY
Abstract
症例は 50 歳,女性。腹部膨満を主訴に近医を受診,胸腹部 CT 検査にて乳癌多発肝転移の診断で当院乳腺外科に紹介となった。血液検査にて T-Bil 7.6 mg /dL と著明な高値を認め,腫瘍マーカーは CEA 727.9 ng/mL と上昇していた。乳腺腫瘍より針生検を行い,浸潤性乳管癌(硬癌),ER(+),PgR(−),HER2(3+)の結果を得たため,wPTX+Bev 療法を 1 コース施行後,TCH 療法を行った。初診時より 8 か月経過した現在も外来にて化学療法を継続中で肝機能は改善しており, 腫瘍は著明に縮小し PR を維持している。黄疸を呈する乳癌多発肝転移は,肝機能障害のため積極的な治療を行うのが困難 とされている。今回われわれは,早期に化学療法を開始することで生存期間の延長が得られた黄疸を伴う乳癌肝転移の 1 例 を経験したので,若干の文献的考察を含めて報告する。
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/content/article/0385-0684/46130/2461