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JPY
Abstract
2007〜2019 年まで当院で経験した 90 歳以上の大腸癌 18 例の手術治療経験を報告する。男性 2 例,女性 16 例で,9 例 (50%)が認知症を有していた。14 例(78%)が全周性病変であり,4 例(22%)は閉塞を,1 例(6%)は穿孔を契機に発見された。Stage Ⅰ〜Ⅲは 16 例で全例に根治手術が施行され,Stage Ⅳの 2 例は症状緩和目的の原発巣切除術が施行された。 術後合併症はせん妄,廃用症候群,SSI の順に多く,術後在院日数は中央値 23.5(8〜53)日であった。在院死はなく,8 例 は自宅退院が可能であった。90 歳以上の超高齢の大腸癌手術症例においては,術後せん妄や種々の機能低下はほぼ必発であ るため,厳重な周術期管理により早期社会復帰をめざすことが肝要である。また,余生や終末期の療養の場の提供など多く の課題に関しては,多職種が横断的に介入していく必要がある。
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/content/article/0385-0684/46130/2509