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胆管金属ステント留置後の術前化学療法中に胆道出血を来した膵癌の1例
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JPY
Abstract
症例は67 歳,女性。閉塞性黄疸を伴った切除可能境界膵癌に対してself-expandable metallic stent(SEMS)による胆管ドレナージ後にgemcitabine+nab-paclitaxel 療法を開始した。ステント留置47 日後に吐血を認めた。上部消化管内視鏡検査では,胃,十二指腸粘膜からの出血は認めなかった。SEMSは空腸内に逸脱しており,ENBD チューブを留置すると血性胆汁が回収されて胆道出血と診断した。保存的加療では止血が得られず,亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した。病理組織学的所見ではステント圧排部の胆管壁に変性壊死に陥った出血部位を認めた。SEMSを用いた胆道ドレナージにはまれな合併症として胆道出血があり,文献的考察を加え報告する。
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/content/article/0385-0684/47010/111