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亜全胃温存膵頭十二指腸切除後の胃空腸吻合部潰瘍穿孔5 例の検討
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JPY
Abstract
はじめに:膵頭十二指腸切除術(PD)後の晩期合併症として胃空腸吻合部潰瘍穿孔を来すことがある。対象と方法:2008〜2018年までに当科で施行したPD 305例中,胃空腸吻合部潰瘍穿孔を来した5 例(1.6%)を対象とした。患者背景,初回手術内容,穿孔までの期間,制酸剤の使用,穿孔部位,穿孔に対する手術について検討した。結果:性別は女性4 例(80%),年齢中央値は73 歳であった。初回手術は全例で亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(SSPPD)が施行された。SSPPD後の制酸剤内服(H2受容体拮抗薬またはPPI)は3 例(60%)で行われていた。穿孔部位は吻合部肛門側が4 例(80%)であった。手術は全例で単閉鎖と大網被覆が施行され,全例生存退院した。考察: SSPPD 後には制酸剤服用下でも吻合部潰瘍穿孔が生じる可能性がある。術式は通常の消化性潰瘍穿孔と同様に単閉鎖と大網被覆が有効であった。
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/content/article/0385-0684/47010/156