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二度の再発巣切除により長期生存している直腸癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は60 代,女性。上部直腸癌に対して低位前方切除を施行し,pSSN1,Stage Ⅲa であった。術後補助療法としてUFT を施行したが,術後3 年で吻合部近傍再発および骨盤内リンパ節再発となった。複数か所の再発であるため化学療法となり,CAPOX+bevacizumab(Bev),capecitabine単独,FOLFIRI,irinotecan(CPT-11)+S-1 を行った。骨盤内リンパ節再発のみ(後に卵巣転移と診断)が急速に増大したため手術を施行し,R0切除し得た。切除後は2 年で吻合部近傍の再発が顕在化し,化学療法再開となった。CAPOX+Bev,UFT+Leucovorin(LV)+Bev,CPT-11+cetuximab を行いPD となったが,遠隔転移を要さないため手術療法となった。UFT+LV 併用放射線療法後,ハルトマン手術を施行し,R0切除をし得た。原発巣切除後12 年,再発後9 年を経過し,集学的治療により無再発生存している症例を経験した。
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/content/article/0385-0684/47010/162