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化学療法後の局所遺残食道癌に対して放射線治療が奏効した1 例
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JPY
Abstract
症例は72 歳,女性。主訴はなし。近医で糖尿病の経過観察中に貧血を指摘され,上部消化管内視鏡検査を施行した。胸部中部食道に2 型病変を認め,生検で中分化扁平上皮癌と診断された。造影CT 検査で胸部中部食道に腫瘍を認め,周囲臓器への浸潤はなかった。104Rリンパ節が有意に腫大していたが,遠隔転移は認めなかった。以上から,進行食道癌,Mt,type 2,cT2N2M0,stageⅡと診断された。術前化学療法としてFP 療法を施行した。評価の造影CT 検査で肺転移を認め,外科的切除の適応外となり,DCF 療法を4 コース施行した。化学療法施行後,肺転移巣およびリンパ節転移巣は画像上消失した。GS では主病変に腫瘍遺残を認めた。局所病変への追加治療として放射線治療を施行した。放射線治療後にGSを施行し,粘膜の発赤と白苔を認め,同部位からの生検では悪性所見は認めなかった。現在,外来にて18 か月無再発生存で経過観察中である。
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/content/article/0385-0684/47030/510