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集学的治療により病理学的完全奏効(pCR)が得られた食道胃接合部癌の1例
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JPY
Abstract
今回われわれは,食道胃接合部癌の持続性出血に対して止血目的に放射線治療を行い,その後化学療法でpCR が得られた症例を経験した。症例は68 歳,男性。食道壁内転移を伴う食道胃接合部癌に対して化学療法を予定していたが,腫瘍からの持続性出血による貧血を認めていた。頻回の輸血を行うも出血コントロールが困難であった。止血目的に放射線治療30 Gy/10 Frの照射を行い,その後化学療法を開始した。約 9 か月の化学療法により壁内転移の消失,原発巣,転移リンパ節の縮小を認めconversion surgeryを行った。最終病理組織学的検査では腫瘍は消失しており,pCR の診断であった。出血性進行胃癌に対する放射線治療は低侵襲に止血を得られることができ,コンプライアンスの低下なく化学療法を可能とする有効な治療法となり得ると考えられた。
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/content/article/0385-0684/47040/631